「雲は動いている」

お疲れ様です。瀬川と申します。

 

ひと段落ついて向かいの小学校の校庭を駆け回る子供たちを眺めていたら、思い出したことがあり、つい同僚に話してみました。

私の子供時分は1クラス45人の1学年6組は当たり前でしたから、お昼休みの校庭の騒ぎと言ったらそれはもう遊園地のジェットコースター乗り場でも比ではないものでした。

そんな周囲の笑い叫び駆け回る声を耳にしながら、私は朝礼台に寝転がってぼんやり空を眺めてた時、はっと気づたんです。

「雲は動いている」

物凄いものを見てしまった!物凄い発見をしてしまった!と興奮しつつ、同時に誰に言ったところで「当たり前だろ?」って言われておしまいなんだろうなっとも思うだけの正常な判断力はありました。

「でもね、動いているって知っているのと、こうさ、ぐおおおおってさ、もろろろろってさ、雲はぼくが見てることにも気づかずにさ、あんなでかいものが誰にも気づかれずにみんなの頭の上で動いてんだぜっ」

 

あの感動は今もくっきりと覚えていて、40年経ってやっと言葉にしてみたものの、小学生のあの時思っていた通り、同僚の反応は微妙な微笑み(若干の哀れみを含む優しさがおとな)でした。

 

よしっ、お仕事お仕事っ。

今日も一日 ご安全に!