こんにちは、清掃部の佐藤です。
先日、協力業者さんと一緒に仕事をしているなかで言われたのですが、
「ほうきっていつからあるんですかね?」
気になってほうきの起源を調べてみたら
結構面白かったのでこちらで一部紹介しよう思います。
ほうきが実用的な清掃道具として使われるようになったのは平安時代で、
宮中で年末に“すす払い”の道具として使われたのが掃除道具としてのデビューだそうです。
「ほうき」は「箒」と書き、古くは「ははき」と言ったそうで、
日本最古の歴史書『古事記』や『万葉集』にも「帚持(ははきもち)」「玉箒(たまははき・たまばはき)」という名で登場するそうです。
古代では、“はらいきよめる”ということに使用され、掃除道具というより祭祀の道具としての意味が強かったようです。
また縁起物として昔から親しまれて「掃き出す」「払う」という行いが、出産や邪気払いに結び付いたそうです。
毎日何げに使っている「ほうき」が、昔はとても神聖な存在だったのがとても驚きでした。
「掃く」という行為が邪気を払うという意味では、周りが綺麗になると確かに心もスッキリしますね。
ちなみにこういうことわざもあるそうです。
「酒は憂いの玉箒」
自分になかなかピッタリなことわざでした。